海の月のお気に入りの歌一覧
水ノ衣
妻の胎に児が居るやもしれぬ事男の身には支えるしか無し
19
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日向猫
そのグラス どんな魔法をかけたのか 虚も実もみな媚薬とならん
30
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すばる
終電の時間が迫り君に言う「バイバイ」じゃなく「また明日ね」と
8
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すばる
幾重にも優しく包む春の風 俯いていた君も笑って
10
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南美帆
流行り歌ありのままでと歌う娘は孤独味わう心を知らぬ
10
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ゆうくん
鶯は 青を五月の教本に 音は震える 風のフルート
3
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詠伝
いつまでも覚えていたい歌があり菫に託して押し花にする
11
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恣翁
淡々と 平易な歌を詠みゆかむ いつか詠めぬ日 訪るるまで
37
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すばる
水溜り溺れる蟻を救い出すひっそりとした君の優しさ
14
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紫草
旋律は弾けるように舞うように螺旋階段のぼってゆきぬ
35
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美津村
訛りなく清き声にて話しくる君の電話はいつも簡潔
17
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紫草
蕗を煮る鍋はおしゃべり続けおり厨にこもる夏の灰汁の香
26
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みやこうまし
青緑若緑かな木芽の立つ林間を行き 若さを貰う
15
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瑠璃唐草
抱きしめて君が火照りの伝わりて我が祕めたるは和して増しけり
3
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詠み人知らず
いま僕はマナーモードになっている想定外の外の言葉に
12
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湊あかり
信号に嫌われながらはつなつの風をうらやむ僕らの背中
4
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紹益
胸元の ほのか漂う 色の香に 心狂わせ 道踏み外す
13
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備前 大輔
言葉なく首を垂れし我の目に水鏡に似た田の光り満つ
6
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如月弥生
傘二つ遠慮しあって歩く時びしょ濡れになる君の手我が肩
7
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ながさき
はかなきは 花の命と 言うけれど 次の命を 育みており
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