瀬波麻人のお気に入りの歌一覧
志慧
それぞれに帰るところの揺るぎない東京駅に人は明るい
6
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綿花
すっぱいと笑う口唇ぬれていて早生甘夏柑の薄皮をむく
2
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詩月恵
夜に書く日記や夜に詠む歌は恥ずかしそうに朝を迎える
30
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村木美月
救ってはくれない人を待っている朝焼けだけがいつもやさしい
106
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イマイ
問題はあなたがいてもいなくても泣くということ 欅はゆれる
8
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詠み人知らず
考える端から野原脳にはシロツメクサの少女がひとり
6
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志慧
あかあかとレールの錆びが優しそう えいごのごとうはまじできもいわ
1
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詠み人知らず
ビーサンの形に日焼けをするだろう君とわたしを今年も見たい
9
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詠み人知らず
ひらがなの「ら」の字を描くように散る桜の花びら ららららららら
40
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イマイ
永遠を感じなくなった蝉の声もう帰れない廊下の冷たさ
9
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イマイ
まっすぐにレモン炭酸水を飲む甘いだけでは埋まらなくなる
26
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リンダ
去る人と出会う人とが交差するゼブラゾーンにぼんやりと立つ
13
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卯月
昨夏には二人で見上げた火の花を今年は二人と五ヶ月で見る
14
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詠み人知らず
いきてゆくことがこんなにむずかしいひとにわたしはなってしまった
8
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山本克夫
びりびりに破いて捨てるまだ春だったころを覚えているページ
10
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ミムメモ!
今日と明日2人のわたしで半分こすべくチョコ味のパピコ割る
7
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みなみぐち
冷えてないビール同士で寄り添えばなんにも期待されないふたり
46
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詠み人知らず
ゆるすとは君のこの手を放すこと 放す私の手をゆるすこと
17
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詠み人知らず
ついてきてくれますかというひらがなをえいえんのままのこす携帯
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まき
なんだろう独りぼっちの「ぼっち」って独りぼっちで誰にも聞けぬ
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