奈月遥のお気に入りの歌一覧
かぶらぎ
ハイタッチ求められてる手の平がタッチで着火し溶けてしまいそう
5
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かぶらぎ
畳部屋箒で掃いて縁側で雲を見送る一日もいい
14
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かぶらぎ
受話器から聞こえた声は低くって背だって私を抜かしたのかな
8
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かぶらぎ
まほろばを離れ始まる世界にも染井吉野が微笑んでいて
4
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のの子
何もない方を見つめた猫だけが無くなった月に気付いていた
8
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のの子
窓のなか描いた明日に閉ざされて黄昏の日が落ちないままに
1
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のの子
月がもし無くなる夜は踏切が世界ですべて閉まるでしょうね
8
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のの子
ブレザーも蛇口も夕日色になる一秒みんな一人になった
12
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のの子
星空に向けた懐中電灯は1000年先へ送るお返事
9
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もなca
ブラウスのリボンふわりと踊らせて風かけぬける春の十字路
26
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もなca
仄白いさくらの闇にさそわれてこのままきっと戻れぬふたり
23
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ほの香
歳重ね洗いざらしがここちよい季節も恋も今にめぐりて
23
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ほの香
川の面に あまたの花片 有終の 観世水紋様ゆるりと描く
17
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聴雨
風訪ねふうはり揺るるひなげしをみあぐる雀小首傾げて
7
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遊糸
北町の今朝の予報は雨マーク 傘は持たずに会いに行こう
5
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ほの香
きさらぎとやよいの染め分け白帽子桃色ブラウス草色スカート
17
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ほの香
爽やかな風詠むうたにルビ振ればサイダーの泡みたいな文字の列
27
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ほの香
麗らかな春の日差しの花道に錦織り初む子ら輝いて
14
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詠み人知らず
バラのとげ取ってくれようとする指の思いもかけず冷たく優し
11
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詠み人知らず
寒風に揺れる緑のしずくあり あざみの頭に芽吹く双葉よ
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