美津村のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
このところ夜明けと共に出勤し 澄んだ空気で 胸を浄化す
30
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只野ハル
ビールやワインと違って水道水が胃に重く溜まる夜
10
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そらの珊瑚
つぎつぎとまいおりてくる小鳥たちくちばし越しに春つたえあう
10
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芳立
制服はちよつと小さくなつたけどその手で受けよ卒業証書
12
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林林
君の住む野辺の黄色いたんぽぽは頑張る君の笑顔にも似て
37
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炭酸水
満月に追われ追われて急く道に青鷺や立つ標のように
19
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炭酸水
母の手を引きて墓園の径ゆけば鈴蘭の鈴はればれと鳴る
17
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カラキタ
誠実に仕事をしては疲れ果て今なら分かる父の不機嫌
19
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うどん
思い知るあなたが居ない浴室の四十二度のほんとうに好き
3
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リクシアナ
春の窓ほのかに明ける朧さを部屋に招いて茶の友にする
26
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赤俊雄
幾重にも瞳の底に降り積もる記憶の絵を祓う「絵」に遭う
10
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絮谷新
壊されてのちの廃地に残りたる行方を持たぬ非常階段
21
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たけくらべ
在りし日の母の植えたる桜木は命日待たず花ぞ咲くらむ
48
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林林
閏の日 祖母の和裁の竹尺の尺寸分の目盛広くて
26
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千映
アルバムに凝縮された過去がある愛しい父を目で追う母いる
16
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けら
夕暮れに下り列車の光る窓 ひとつひとつにある物語
9
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只野ハル
重力波初観測のとなりに軽すぎる議員辞職のニュース
16
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コーヤ
毎夜ごと添い寝話しで眠り入る祖母の温もり肌に残れり
16
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只野ハル
あの頃の何も知らない自分には今の自分を想像できない
13
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Chico
仕留めたる空藥莢の搖れる枝 畏みて シシの神をば祭らむ
8
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