詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
falcon
すれちがう人は知らねどふるさとは花橘に風かよふ道
29
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雀宮
薄皮の雲の向かふに新月が出てゐるはずと呟くひとよ
2
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赤俊雄
幾筋もながれる汗を拭いとり飾れ青の時代の最期を
5
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紹益
そのうちに 気軽にメール 来るだろう 召集令状 戦死公報
18
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詠み人知らず
さらさらと落ち始めた雨ききながら 「めぐみ」という語なんとやさしい
25
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淑乃さと鹿
かもめ鳴く雨の松島眺むれば心にしみる雨の声かな
10
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淑乃さと鹿
やめてくれ被曝と言ってくくるのは私の町を壊した奴等よ
11
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花かご
ペン先でにじむ藍色戸惑ひを映す鏡のやうにひろがる
3
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花かご
新着が次々と湧く歌世界 広さと深さに今日もおののく
8
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詠み人知らず
いい風の出入りの見えるカーテンの 膨らんだとき吾子の見えたり
17
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夢士
生まれ来て人と暮らして十と八我も牙抜け老猫の域
11
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仔柚
兄帰郷家族集まる食卓にお猪口が一つ増える嬉しさ
7
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すばる
ほがらかな日差しの中で猫眠る掃除諦めそっと出かける
14
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へし切
紫陽花の色鮮やかに変わりゆくオランダ坂に雨は降りつる
28
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南美帆
思い出にできない恋を歌にして心の奥の箱に詰めてる
23
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香月
逢へずとも妹し想ひて仰ぎみれば笑み浮かべ咲く向日葵を想ふと
5
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聴雨
墨の香をほのかに纏ふ筆とりてゆく六月の風をしたたむ
26
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紫草
月影に椎の林のこんもりと鬼の子とあう夜もあるかも
15
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恣翁
窓ゆ入る湿っぽき風 旅人に 未だ回ぬ土地の空気知らしむ
15
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詠み人知らず
輝ける海の果てさへ我が世なり風新しく夏来る日よ
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