詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
すばる
雨上がり 小さな勇者たちの声 黄色い剣 天に掲げて
12
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falcon
身にとまる思ひはふかきむらさきのあやめ降る雨濃さまさりゆく
17
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へし切
言の葉にこころ宿れば穏やかに人を想ひて歌を詠みたき
53
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美津村
夢の母モンペを穿きてうら若く銀紙に包み鶏焼きてゐき
10
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三十四
誰からも構われたいという心気づかぬふりして荒梅雨に濡れ
6
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金魚藻
晩秋に逝く祖父の喰ふ終の飯簡素を悔ゆと母の呟き
9
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芳立
さりながら慈しみなり打ちたたく雨にぞ猫のかばね朽ちゆく
8
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へし切
よき歌はたれが詠もうと胸に沁む哀しき歌も楽しき歌も
52
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律
たくさんの拍手はもらえなくたって 誰かにとっては運命の歌
13
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紹益
憧れの 君の部活は 弓道部 誇り気高き 道着をまとう
20
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美津村
遠きより人は憎しみゐるらむか清らなる君の声聞きにゆく
12
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灰色猫
わたくしの頭の中の書庫 穢れた言葉を削除していく
14
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河のほとり
数もなき嘆きをぞするながめには軒のしづくもいとどまさりて
7
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夢士
五月雨るる万物すべてもの淋し猫も伸びする梅雨夕焼
18
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詠み人知らず
人知れぬ小野ぞ優しき 草の香に心ほろほろ鳥と放たる
8
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水ノ衣
願わくは誰しもが歌を詠める様和となれ うたのわ一日も早く
28
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もぢずり
苦しくも充実求め生きし子の無一物にて残す白骨
7
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夏恋
魂の宿る蛍のようだった逝く夏の夜のあの観覧車
35
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水ノ衣
藍色の空に星ら消えるよに歌人ら姿を消していくなり
22
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聴雨
墨の香のただよふ如きこの夕べ細き弓月に立ち添ふる星
27
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