宮花楓のお気に入りの歌一覧
寧々
幼子のゆらすぶらんこぐらぶらり午後の電車はいそいでおります
7
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寧々
あちこちに驅けたる子らのたんぽぽの黄色のやうな帽子が跳ねる
15
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寧々
薄墨の空より落ちる雨粒の行き着く先はさくらの海よ
5
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村上 喬
天空を泳ぐがごとき心地にて地上五階の温水プールは
11
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灰色猫
出来るだけ 淡いピンクの 水彩で さくら と記す 春にさよなら
9
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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村上 喬
この肩に寄りそうように影さして夕暮れの街に歩みを速める
7
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めとろ
ほらきっと目と耳と手が覚えてる 古墳時代の静かな名残
3
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めとろ
エゴサーチ「自分が嫌い」なんて嘘 ほんとはずっとすがりついてる
4
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めとろ
褒められることに慣れていないからそんな優しくしないでください
11
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大埜真巫子.
詠むほどに 哀しみは増して 剥がれない 歌を生むのは 心か 脳か
27
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大埜真巫子.
人びと は 桜に酔うが本当は桜も人に 酔っているかも
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朝がお
一歩一〇秒二歩三〇秒時は止まり老いたる母に季節も止まる
10
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あきなり
正も誤も星の数なり分岐点ひとつ踏んでは胸の痞うる
5
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あきなり
花を薙ぐ春荒れの中めりめりと音立てて今君が羽化した
4
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信乃
レモン水ふたつ並んで泣いている こんなに好きっていってるじゃない
4
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桜園
知らぬ間に詠み人知らずになりし君君の歌は心に生きてる
13
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桜園
さくら散る深いさみしさ耐えきれずさくら追いかけ北までいきぬ
15
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あまおう
あの人に 振られたときより 少しだけ 不幸になってる 不可思議な夜。
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あまおう
傘もまたきみと同じで複雑な多面体だと気づいた小雨
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