宮花楓のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
染め色を忘れた白き紫陽花の憂ひを包む雨の囁き
68
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ふきのとう
短歌を詠み色鉛筆画も描きたいと夫に話せば穏やかな笑み
15
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五穀米
プレミアムモルツの泡の飲み心地思い出す頃また買う文月
6
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五穀米
黒船からハゲタカまでの年月を眺めてやはりデジタルが好き
2
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猫又
天麩羅を分けてくれるのは良いけれど 衣はどけて 海老だけにして
18
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木蓮
あなたとは何度も修羅場抜けてきた同期の桜 どうか元気で
3
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夏恋
にゃんころりころころころり猫いじる自然と眠たくなるのがいいね
18
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桜井凛香
背中向け眠るあなたの髪からは未知のシャンプーコロンの香り
3
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桜井凛香
秒針がふるえる一秒一秒が長くてつらいあなたとふたり
5
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桜井凛香
天と地のあわいで燃える花たちに水をやるのがわたしの役目
8
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速魚
水音も波紋もつくらぬ沼に石投げ入れるただひとりの夜
44
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もなca
初取りのフルーツトマトつやつやとひかり零してガラス皿の上
12
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石澤健
この痛みどうにもできずワンルーム右往左往の恋に泣いた日
9
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石澤健
無気力を重ねるたびにからたちのいばらは深く素手押し戻す
10
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石澤健
子一人の父になれない現にて妻と一緒にシャボン玉吹く
33
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詠伝
個々によりエラーはそれぞれ正義など有機物には無理な相談
8
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紫草
「なにもかもお終いです」と思えども時は流れて収まりゆけり
20
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美津村
風いでて灰の飛び散る焚火の跡を君と別れしあとに見てゐつ
8
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美津村
皿の上の最後の一つを譲り合ひ互ひに老いたり妻としずかに
91
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麻倉ゆえ
悲しみがラムネのようにホロホロと溶けて崩れて甘くなったら
4
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