詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
酔ひ醒めに グラスに残る 泡消えしビール眺めて 木枯らしを聞く
21
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恣翁
津波ゆゑ 人絶ゆらむと思ひしが 片付けの徒は 焚き火に群れけり
31
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大埜真巫子.
春めいて パステルカラーの指先に 希望灯した あたたかな日
55
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へし切
虚しきは三年経つも仮の宿時は止まりてあの日のままに
23
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紹益
残されし 人の悲しみ いかばかり 三年経ても 癒えることなし
26
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ゆうくん
下草は 春の未来図 希望とは 朝にあなたと 歩く野の道
2
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ほの香
そのむかしモンブランもセイコーもオトナへの印籠春の言祝ぎ
14
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村上 喬
ゆれゆれと街にたたずみ見上ぐれば星の瞬き月の囁き
15
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日向猫
要らぬもの見たくないもの余さずに黙って呑み込むダストボックス
24
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日向猫
ぽっかりと生れたるまろきお天道さん 欠伸ひとつして輝き増せり
23
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詠み人知らず
夫のシャツぱぱんと叩き太陽に 晒してやった ざまぁみやがれ
21
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南 瑠夏
手のひらを押し付けた窓曇らせて待っているよも言えないでいる。
9
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詠み人知らず
「さようなら」行かないでとも言えぬまま移る景色にカーテン引く手
6
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由縁
揺れの日に息子の安否ただ欲しく 娘中継 電波つながる
3
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へし切
瑞垣の久しき時を懐かしむ吾の餓鬼のころ大将めざし
11
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詠み人知らず
どこからか宅配された髪の毛の束の根元に血がべっとりと
3
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由縁
ルーティンは 掘り返したる球根を あわてて埋めるトラウマ育て
1
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由縁
先祖より継ぎし遺伝子もてあます自分の病と向き合うときは
3
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由縁
賢治の詩 決シテ怒ラズ 道標にしてるママとできなかった我
2
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結美
ああ例えば 小説ならばうつくしく終わるのだろう 終われるのだろう
3
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