由縁のお気に入りの歌一覧
秋日好
変哲の無き桃色の薔薇なれど揺らがぬ矜持やはり女王
14
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聴雨
夜ひそかに誰に詠ふや不如帰紅消しねずみの闇に隠れて
15
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あんとん
かっこうに セロ弾きの ゴーシュと逆で 訪ねて歌を 習いたい
3
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秋日好
冬植えた林檎の若木にひとつだけ実のなるを見ゆ 摘むべきである
14
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漫ろ野
白い丸テーブルに赤い椅子四つ 陽光差す窓に額縁をみる
2
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漫ろ野
こめかみの涙かさねて角になる 鬼孕む夜 やまいだれの中
4
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矢車菊
制服に明日のひかりを仕舞ふやうにしのばせてゐる白きハンカチ
24
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西村 由佳里
大空をおもちゃのような飛行機がもりだくさんの命を乗せて
5
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詠み人知らず
この骨が喉仏だと教えられ ごくりと唾を 飲み込んでいた
19
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恣翁
薄暗き礼拝堂に漂へる光や 夢の続き楽しむ
18
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和草
大正に生まれし婦人の申請書 代理人続柄「親友」とあり
18
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潮月繁樹
朝霧に秒を刻みし雨音は夢見るなかれと我を鞭打つ
17
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もり
約束が手枷足枷なることを知っているのに歌ふ讃美歌
15
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潮月繁樹
唇を白く浮かびし水蜜に絡む心が時をも溶かす
23
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新座の迷い人
念力で 妻の病を 治したや念力なき身 悲し事かな
41
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詠み人知らず
ルーフにはボードを載せて三台でクルマを連ね波よ恋よと
12
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リンダ
独り言つぶやき終日テレビみて三度の食事は時間通りで
10
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もり
トラ眺むとろけるバタにならないか檻の前には老いたちびくろ
12
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千葉 甫
夕あかり郵便受けから覗きこむ差し込まれたるチラシと共に
6
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只野ハル
投稿の絶えて久しき詠み人に思い届ける術もしあれば
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