からしニコフのお気に入りの歌一覧
片井俊二
コツコツと足音を立て静寂をひとり占めする、寒月冴えて
9
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遠井 海
食べるのは私だけでも南瓜煮て嫌がられても風呂に柚子入れ
23
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雲海
稜線のトワイライトに星ひとつ橅の影絵をひがしずむまで
14
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みなま
窓の中雪にたまとるまろいねこ白いひらひら白いひらひら
8
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みなま
このいたみこの哀しみは己のみひとにはひとのその暮らしあり
10
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聴雨
いにしへのゆふべ綴りし結び文ひも解く聡き君し思ほゆ
8
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河のほとり
春の日ののどかにさして嬉しきか明かき梢に鳥のしば鳴く
9
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横雲
まなうらに面影見つつ日向ぼこ逢はで過ぎこす日かずかぞえつ
3
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みなま
俯瞰する高みに誘うキミもしや背中に翼もてる種族か
7
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逢
永遠と思いこんでた「青春」の二文字の中に「月日」があった
112
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片井俊二
真夜中の鏡の中の僕の目がじっと覗きこむ心のすきま
3
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遊糸
祈りこめ対角線に紙を折る 原爆の地がふるさとだ 飛べ
9
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遊糸
頼りない爪に鎧を装備する本音を言わない私に似てる
6
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遊糸
本当は左が利き手かもしれず右手で君を不器用に抱く
7
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クニコ
待ちわびて雪が街ごと私まで砂糖菓子へと変えてくごっこ
17
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のの子
雨樋でさなぎになった友だちが流れてくのに僕もさなぎで
8
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遊糸
ラジオから父の好きなMoonriver 流れてきたらキスが出来ない
10
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祐鈴
「正しさ」は、皆それぞれに持ち居りて、ええやん、白菜タテに切っても
24
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高見澤マツノ
いま誰か 頬に手を当て包み込める感触がした午後のうたた寝
5
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紫草
冷えびえと凍てつく夜にのら猫は月の兎にもの言うごとし
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