からしニコフのお気に入りの歌一覧
恣翁
荒涼と 闇に沈めるみづうみは 鉛のごとく動かざりけり
19
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みなま
どれだけの手傷負うのかつるのバラ思い通りに整ふるには
8
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みなま
今頃は三途のかわのほとりにてめつちや噐用に石積みをるか
33
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詠み人知らず
やわらかき陽が満ち足ればこの部屋もゆっくりゆっくり暖かくなる
11
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詠み人知らず
歯ブラシは置いていくから好きにして。風呂場の側面でもこすってて。
14
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詠み人知らず
さよならと言ったひらたい唇には「ささくれできろ」と思うしかない
2
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ぺんぎんくらげ
歩くこと ままならぬからだ 引きずって 好きだったよねと 菓子を手渡す
8
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ぺんぎんくらげ
一秒で 屆く言葉に 封をする 送る樂しみ 待ちわびる日々
4
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笑能子
人呪う暇あるなら人祝え寿ぎもまた己の力
15
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ハル
難しい漢字を使い大人ぶる大人という字は五画で書ける
8
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ハル
「満たされない気持ちになるのは入れものが大きいからだ」と笑っていたね
20
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天野
明日から遠くで暮らす私にもくれる「またお待ちしております」
2
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天野
恋人につらいとぽろり「誰だってつらいんだって」知ってるよバカ
6
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後藤郁弥
かなしくはない さびしくもない けれどなにか足りない それだけのこと
5
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後藤郁弥
あなたには忘れてほしくない今をあなたはきっと忘れるでしょう
21
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あき
このくちで編んだ呪いはするすると空気にとけてあのひとが吸う
129
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紫草
積年の遺恨を水に流したら救われた人は私でした
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紫草
朝もやの湯気たつ畑に露をもつ葱ぬきにゆく朝餉のために
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じゆん
ほんとうに、ほんとにいいの?と念押され、よかったものまで駄目になってく
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