花撫のお気に入りの歌一覧
キタハラ
青空に続くフェンスの前に立つ どうやら羽根は生えないらしい
26
もっと見る
キタハラ
うつくしくならべた嘘でモザイクをほどこしてきた孤独な日々よ
25
もっと見る
高見澤マツノ
木犀の香につきそわれひとり往く 百舌鳥は高みで駆けろと急かす
7
もっと見る
備前 大輔
湯気昇るしじまの空に鳶ふたつ影落ちる湯に人の息あり
6
もっと見る
ぷよよん
群をなすネオンテトラの一匹の哀しき青は水に溶けない
6
もっと見る
ぷよよん
山茶花の紅とみどりを手折る道たき火の歌を連れてわが家へ
6
もっと見る
ぷよよん
みのむしのをんなになりてきみを待つ 童女のままで ゆらりゆらゆら
7
もっと見る
ぷよよん
澄み渡る大三角の下にいて真白き花を宙に放てり
7
もっと見る
ぷよよん
音のない羽化の前夜に透けてゆく塑像の裸婦は虚無かもしれず
11
もっと見る
ぷよよん
蜘蛛の絲あなたのすべてからめとり今宵ふたりでおちるか地獄
22
もっと見る
ぷよよん
とらわれのあまた蛍をときはなつ耳朶の翳りのちいさな闇に
3
もっと見る
東大寺
私には 愛するものが 多すぎて 大事なものを 見つけられない
29
もっと見る
ハル
後悔をまったくしない生き方はしたくないんだ さあ帆をあげよ!
4
もっと見る
あまおう
邪な僕の思いは晒さずに澄んだきみだけ映す満月
29
もっと見る
せいか
ラムネ菓子舌で溶ければたそがれの 白雨を怖る少女に戻る
9
もっと見る
かものしゃじ
天の川 この世の果ての 川なれば 渡る船こそ夢 と思えば
10
もっと見る
みなま
曝された紫煙亡き後白猫は白さを増しぬ白くまた白く
12
もっと見る
下地杏
温かい受話器を置けば東から薄紫に明けてゆく空
6
もっと見る
なな生
霧雨に金木犀が香るから夜に紛れて君をつれてく
12
もっと見る
ほたる
背徳の心の海に戯れる わたしは自由なイルカになりたい
5
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
>>