ヒナ・ヒナタのお気に入りの歌一覧
恵
冬生まれなのに寒がりなのって言うあなたのポッケに手を入れながら
17
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恵
ゆっくりと堕ちて行きぬ深海へ震える我を抱きしめていて
11
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紫草
ハイネックセーターに顔を埋めるようにしてようやく終える長き一日
16
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ビビ
空色のソーダの中を真っ直ぐに飛ぶジェット機はチェリーも避ける
17
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ビビ
砂糖菓子 芯に仕込んだ顕示欲 皆 気付かずに可愛いと食む
12
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五穀米
好事家の哲学的な思索かなかっぽれかっぽれ甘茶でかっぽれ
5
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五穀米
燃ゆる火をイエスに見たる少女期のマリア知るまで門を叩かず
8
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まがね
聞いてほしい話は他にあるけれど今は楽しい話をしましょ
5
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たんぽぽすずめ。
別れても記憶はめぐり一人して紙芝居する如き日々なり
21
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みやこうまし
行きずりの縁であっても意気投合出来れば嬉しネットの絆
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コロ助
朝露がフロントガラス曇らせる 冬は間近に暖房全開
5
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詠み人知らず
月の夜のムーンウォークの道化師は 拍手がほしい できたら愛も
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更紗
鮮やかな紅葉で終わる秋が好き 梅雨の涙で終わる春より
14
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inosann
横着なウサギと病弱カメさんの夫婦で織り成す二人三脚
21
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幌深歩露
玉ねぎを剥いて剥いて剥いた後 小さく残るかけらみたいな
5
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詠み人知らず
血液が透明ならばいいのにと言ひつつ傷を消毒しをり
4
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朝がお
還暦は体から知への曲り角ここから始まる夢の舞台へ
11
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朝がお
干支読む 芽が出て熟し散るを言う はかなき浮世ほどろに散りぬ
4
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inosann
環境が先か機能が先かなど考える夕餉 鮭を食みつつ
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inosann
この為の一生と言える一瞬が積み重ねられしありきたりの日々
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