朔夜のお気に入りの歌一覧
ななかまど
湧くように言葉が生まれ浮きたれば抒情の淵より手練れのごとく
11
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可不可
細いのと長いのと脚 くらべて見て 私 ダイヱットしないので
6
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橘
なにひとつ心に残らぬ文字遊び尻目にしながらステアリング取る
8
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恣翁
憧憬の女を 食事に誘ひしを 風冷たくて 春は名のみか
8
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詠み人知らず
約束は 親指しまい 指切りを 私はちゃんと 留守番してる
5
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ななかまど
春の陽はいつも気まぐれ逃げないで逃がさないぞとスノードロップ
9
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音弥
早朝の人も車も見ぬ道を目覚めさすべく石畳踏む
13
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へし切
幾夜にも夢の通ひ路ゆき通ふ しるべなき身の夢と知りつも
14
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水無月
梅が香に蜂も小鳥も誘われていよよ賑わふ春よ弥栄
7
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滝川昌之
春を嗅ぎクンクンリードを引っ張って主に倣って時々クシュン
18
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横井 信
ひらめきはノックの音に消えてゆくシャープの芯はまだ出てこない
12
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桃山
忙しくクローゼットを掻き回し弥生目前 すわ お雛様
11
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滝川昌之
まだ開けぬランドセルなど負わすごと春風さくらの枝をくすぐる
18
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灰色猫
数千の罪人どもの血を吸った首切り斧に裁かれなさい
9
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恣翁
我がはるの立たむと 戯れし君や今 誰が恵方巻き 頬張りつらむ
9
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横井 信
まだ暗い街に出てゆくあしたへと受験に向かう子供の背中
9
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滝川昌之
シャンプーをいっぱい買って春一番 埃の中の季節(とき)に触れたし
16
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灰色猫
誰しもが心の奥に懐かしき山を抱きて強く生きゆく
11
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へし切
明けぬ夜も やまぬ雨とてなき世にも 神ぞ鎮める悪霊の闇
13
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ななかまど
これほどにコロナ以前のわが生活ありがたきこと今更に恋う
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