詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
桜田 武
横腹に当たる事故二回悲運なり我は前世で悪行せしか
8
もっと見る
詠み人知らず
ストーブの 前を陣取る 柴犬の 野生の牙は何処へ抜けたか
11
もっと見る
nifu
換気扇回しながら人生を噛みくだいている午前二時
5
もっと見る
夢士
老いの身を思ひ知らさる冬の夜滑り転がり脇腹痛む
17
もっと見る
へし切
暗闇に誰が泣く声やもがり笛ひとり聞く夜は膝を抱きぬ
24
もっと見る
和竹
陽に透けてピンクがかった柿の葉の果実はならねど可憐な庭の木
4
もっと見る
灰色猫
零れゆく涙の海に沈んでは呼吸の仕方を思い出せずに
15
もっと見る
灰色猫
淡海をつがいで泳ぐかいつぶり子らを背に乗せ冬を待ちおり
23
もっと見る
近江の人
朝刊の冬の配達ありがとう吹雪にならぬといいけれど
6
もっと見る
inosann
「さくれるな」とおどけてみせる父を見てふざける吾と母が笑いき
18
もっと見る
煩悩
肉体に訪れるだろう夕暮れに帆船に乗り岬へ向う
7
もっと見る
千葉 甫
挨拶に今日の冷え込み言い合って寒さいくらか紛れているか
6
もっと見る
灰色猫
生きてゆく貰った恩を大切にいつかだれかに託せるように
21
もっと見る
灰色猫
飛び出して笑顔にするから開いてね赤いリボン可愛い箱から
15
もっと見る
灰色猫
太陽が神様だったと思い出すおねしょの布団がふかふかな夜
18
もっと見る
inosann
秒針がチクタクの音に伝え来る人生の重さ 日曜の朝に
24
もっと見る
大野 冨士子
免疫が日々細りゆく難病を 君が得たから ぼくも背負うよ
25
もっと見る
荒野のペンギン
帰宅する小学生の吾をストーブとココアで母はいつも迎えり
8
もっと見る
滝川昌之
休日の町内清掃 手を止めて集めているのは近所の噂
28
もっと見る
灰色猫
本当と嘘の狭間に安らぎの苺をひとつ置いておきます
18
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[882]