只野ハルのお気に入りの歌一覧
茂作
ゐたづらに髮かき揚げてすれ違ふ 少女は知るや君の色香を
20
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へし切
マスク解く もどる笑顔と涙かな 別れ 旅立ち 卒業の日に
19
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Aquarius
退職後あまりに暇がありすぎて自分にばかり関心が向く
8
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リクシアナ
鎮痛剤一錠もとめナース呼ぶ秋の霜降る夜半の病棟
8
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リクシアナ
バーコード手首に巻かれスキャンされ電子管理の患者往き交う
8
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滝川昌之
巣立ち後の子の茶碗など奥にあり四人家族だまだ食器棚
18
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へし切
有り余る暇と時間とを持て余し 秋の夜長を如何で楽しむ
13
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へし切
また波が遣って来るのかコロナ禍の 慣れが怖いと不安がつのる
9
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へし切
氷雨ふる宿の狭庭に 石蕗の花は咲き初め はや冬景色
14
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恣翁
気の滅入る 落ち葉を濡らす雨音に 抗ふごとく大股にゆく
14
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うすべに
制服の髪なびかせてまた明日 落ち葉舞い上げ自転車急ぐ
12
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ななかまど
生きものの満ち足りた声聞いており楢や椚のどんぐりの森
10
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滝川昌之
重さなど背負ってみなけりゃ分からない見た目は軽い義母の介護も
17
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うすべに
ぶらんこに夢のあとさき落ち葉降る どんぐり集めた子どもの頃に
9
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茂作
天高く空挺ヘリの通ふなり 乙女はいづこ身を潛めしや
16
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茂作
ためらひて迷ひし後に枝を殘す 庭の椿に小さなつぼみ
15
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広葉樹
自らの体験語らず逝きし父の遺品に在りし被爆者手帳
8
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滝川昌之
掃き清めどうぞと空けた石畳 参道を今もみじ葉が逝く
17
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ななかまど
日溜まりで憩う蝶々にどれ程の時や残れる短かし秋日
15
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へし切
欠伸して 猫も微睡む小春日の 風はやさしく 冬 近き頃
12
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