もぉりもりのお気に入りの歌一覧
さとうはな
ふれてなお遠く感じるやわらかな髪、頬、ずっとつぼみのままに
11
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田中ましろ
雨音をたまにあなたと間違える家族を辞めて五年経つのに
30
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もなca
かたむけた傘から空を見上げればさくらの色に染まる雨です
17
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黒崎立体
感じやすいからだで感じるまま生きて染めカスミ草という青い花
1
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黒崎立体
いつだって祝福として咲くことの桜ぼろぼろ身をほろぼして
3
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黒崎立体
ゆく風に名前をつけて「いつかまた頬を打たれてみたい」と言った
9
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たえなかすず
いつもよりライトの点きがゆっくりで独りを思い知らされる off
3
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もなca
テーブルに伊予柑ふたつ少しずつほんの少しずつふえる春色
12
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もなca
窓辺から見てる深夜の高速に滲むひかりは流れてやまず
15
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おおしまゆきこ
空中をまばらに満たす雪片を押しのけ走る高速上り
9
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おおしまゆきこ
目の荒いビーズが空から滝のよに降る音がする夏の終わりに
6
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魚住 蓮奈
春風が頬撫でてゆく調和からごずっと転げ落ちる物語
3
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いとう むた
関係に友達という名前がついた 雨のにおいが胸にただよう
5
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もなca
駅メロにSAKURA流れる街だよと君に教えてあげたい陽だまり
13
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環
銀杏のかたちを知らないてのひらに球体をただころがしてゐた
4
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もなca
冷えこんだ朝方にひらくパソコンのタイムラインに「初雪」は舞う
19
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夏恋
つまらない腑抜けた歌しか詠めぬときわたしの恋は満たされている
13
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詠み人知らず
ふわりふわ衆人のなか浮遊する この孤独には着地点なし
12
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夏恋
先生は地球の終わるその日にもきっと胴着を身に付け稽古
12
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夏恋
わたくしは空手バカではないけれど嵐の朝も開いてた道場
10
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