猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
狭霧
架けたきは愛染橋を思案橋よもや渡さじ思い切り橋
4
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狭霧
芳しき檸檬に似たる月影を今宵しみじみ愛でよみ空に
9
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狭霧
虫垂れの衣よりのぞく黒髪と目見のめでたき君は誰が人
5
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狭霧
行き通う都大路の日盛りは足を休める片陰もなし
5
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狭霧
梅雨あけて湧き立ち出る白雲の乱るるも楽し涼月の空
12
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狭霧
あまつそら降る照る繁く変わらいて色香褪せにし薔薇の憂鬱
5
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狭霧
夾竹桃の焦土に咲ける力もて永久に継がまし心願の国
4
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狭霧
巨きなる岩を頂く霧の峰に神のおくつき鎮もるるかな
4
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狭霧
朝霧は見る間に晴れて昨日より暑げなるらし水無月の末
6
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狭霧
過ぎし日をしのぶ縁も絶えてなく古里はるか蛙鳴くらむ
14
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狭霧
待つ宵もただ更けゆきて玉章の使いもみえぬ文月の頃
12
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狭霧
隠ろえど尚あらわなり蛍火の下草陰を透かし燃えつる
6
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狭霧
梶の葉に認めるべく詠いつつ採りに行かまし芋の葉の露
11
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狭霧
白南風のやがて群雲払いなば今宵やさしき眉月を見ん
7
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狭霧
打ち水の門に涼しき風たてば家苞の百合の香ぞたちまさる
12
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狭霧
夕風に笹竹さやぐ星合の天に架かれりかささぎの橋
12
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葵の助
いつの間に乳の匂いも消えた子は裸足で風をつかまえていた
3
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粕春大君
うちしめり水づく小庭をながめへて明くるあしたの霽れぞうれしき
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狭霧
麻に紗に絽に綿紅梅打ち広げ倦まず合わせし夏の装い
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狭霧
深き夜のしじまの下に不如帰東雲さして啼きつゆくらん
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