猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
想ひの実 内に秘めたる 鬼灯に 叶えと願う たまゆらの夢
17
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さる
誕生の月を迎へてあきあかね飛ぶ姿みる秋晴れのけふ
4
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山桃
まだ秋はわがものならぬにぎはいのとほくのぞめる紅葉坂道
11
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日央
軒端にて荻の手前に残されし蝉の衣に露ぞ零るる
11
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狭霧
滝つ瀬に水浴む我を十重二十重水鞠立ちて隠せ偏に
4
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さる
新秋の風さわやかにわが庭の花散りさりぬさるすべりかな
8
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山桃
かんかんの踊り疲れて野太鼓や平成ぽんぽこ宴はつづく
5
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浅草大将
夕されば妻とひまどふさを鹿に宿をかすがの萩のひとむら
11
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詠み人知らず
子らの手の 円らに折りし 風船の ふわり揺れたる 桔梗のつぼみ
10
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ふきのとう
新しき命の誕生聞きおよび陽のこぼるるを幸と思へり
14
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千巻
帰り道青きどんぐり転がりぬ汗はにじめど秋が近づく
4
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粕春大君
夕だちのむら雲わかれ照る月にこぼるる小萩がうへの白露
23
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詠み人知らず
こ(子)の幸が永遠であれよと祈る時過ぎし痛みも懷かしきかな
11
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ひとこそしらね
台所占領してのおしゃべりは延々つづく人を待たせて
2
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鴫沢葦穂
ひぐらしの声ゆふだちのごときかな空に吸われて耳にきこえず
12
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鴫沢葦穂
空蝉のぶらさがりをり大口を開けし狛犬の左の耳に
18
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陽だまり
七草が秋の到来告げるころため息の跡繕いはじめる
2
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七色コイン
古来より青は貴重な顔料でその名背負った昔なつかし
23
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芳立
秋あかねわたる黄金の波うてば稔りみつ穂の国といふらむ
14
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庭鳥
ようように出番来たりと蝉時雨御苑の森に横なぐる声
10
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