猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
おおみはじめ
ちはやぶる神よも知らず龍田川ねり餌よりもみみず食ふとは
6
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狭霧
型もなく着物のきぬを裁ちぬらしお針子の顔も色かわりゆく
4
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狭霧
金くれど何も買えずに寸借の無心の無駄に悔しかりける
4
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狭霧
今生の別離に贈る仏桑花わが紅の涙にかえて
8
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狭霧
石走り飛沫に跳ねる銀の魚を翡翠の鳥の疾く捕らえたり
11
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狭霧
たかるしす涙を流す為にのみ森茉莉の記す刺を読みおり
6
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狭霧
絹鳴りもしるき献上博多帯をきりりと締めて姿見に笑む
6
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狭霧
あじきなき袖の涙か嘆きても降る五月雨に濡れ勝りては
4
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狭霧
己が胸真袖に抱く悩ましさ人恋い初めし春にもあらじを
5
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狭霧
清けくも夜は明け果つにひとところ胸に巣食える闇ぬきがたし
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狭霧
いそのかみ経りにし世々を語るかに馨りくゆりぬ伽羅の古幹
8
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狭霧
夏帯を解けばはだえの熱に捩れ花喰鳥はもがき羽ばたく
6
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狭霧
涼風も生絹の帳吹き通いひとえに涼し涼暮月は
5
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狭霧
立ち塞ぐ八重の雲井の遥か上に照り渡れるか今宵の月は
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狭霧
さみだれの雨間に明くる短夜を待てど今宵も君はみえざり
5
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狭霧
術もなきこの徒然をいかにせん夏の霖にあきはてにけり
8
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さる
しょぼくれた技量審査場所終り人気魁皇ちょっとあやしく
1
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狭霧
なべて花を愛ずるにあらば枯れ果つる後の姿をなどや倦むべき
6
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狭霧
吹き乱る嵐の葉擦れ掻き消して鳴く春蝉の声の囂し
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狭霧
珍しき物ならなくに日の丸弁ここらの年寄り飽かず食うかな
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