猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
狭霧
験なきものにしあれば宵待ちの咲けどむなしく過ぐる短夜
8
もっと見る
狭霧
寝覚めれば瀬音は絶えず夜をこめて川囁きつ谷を流るる
6
もっと見る
狭霧
短夜を独り臥所の我を問うてくちなしの香の簾戸より入りぬ
7
もっと見る
狭霧
今日かぶれ明日は痒しと思えども我掻けぬらし股は支える
3
もっと見る
さる
しばらくはなにもすることやめにしてひとりしずかに梅雨をたのしむ
8
もっと見る
狭霧
明くるとも暮るるとも分かずおぼつかなひねもす閉ざす雨霧の里
6
もっと見る
島祝
思ひかねわかのうらにも立つ波のよすかに袖も濡らしつるかな
22
もっと見る
狭霧
涙川うきて流るる身なりせば沈み絶ゆらば嘆かざらましを
7
もっと見る
狭霧
匂いたつ我が黒髪を洗いくれし乳母の皺だつ手こそ愛しき
4
もっと見る
狭霧
野分めく風のけしきに音を添えて鳴りやまぬなり軒の風鈴
10
もっと見る
狭霧
借景の遠山暮るるつゆさめに閉ざせし雪見障子の外に
6
もっと見る
狭霧
縋り泣く放っとけば泣く会えず泣く夜の褥に役立たず泣く
5
もっと見る
庭鳥
蔓だけがつるつると伸びます。やるな、こちらは葉っぱねらうと知って
2
もっと見る
狭霧
竹群は小笹に銀の露おびて雨間のあした輝き渡る
12
もっと見る
狭霧
身分かれて毛蟹の甲の山と積める次待つ友よ今かわり来つ
4
もっと見る
狭霧
花茣蓙と枕屏風で昼寝せし女の姿のゆかしかりけり
4
もっと見る
狭霧
さぁ呑もう抹茶まっこりにっこりとほほえめば君のあそこもっこり
8
もっと見る
嶋 唯
ちらざると おもふけさうも はなのつゆいづれの葉にも やがてはきえむ
4
もっと見る
狭霧
人の世は蟻地獄とや思う這い上がる手掛かりなくて足を捕らるる
4
もっと見る
庭鳥
短髪になったあなたの前髪はくるんとまわる猫のしっぽね
5
もっと見る
[1]
<<
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
>>
[46]