おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
もなca
太陽を指して翔けゆく彗星のひかりの帯は永遠の果て
15
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もなca
冷えこんだ朝方にひらくパソコンのタイムラインに「初雪」は舞う
19
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へし切
悲しきを超え来る後は微睡みて 夢で逢いましょ 愛しき人と
18
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紫草
軒下の椿の葉かげに蜘蛛の糸二本下がりし下のぬけ殻
12
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紫草
愛情を形にすれば慈雨のごときみの瞼に降らすくちづけ
19
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村上 喬
つめあとの消えのこりたる北国に羽毛のごとく雪はふりおり
23
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もなca
赤い実をふたつ残して収穫を終えた柿の木青空に映ゆ
20
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詠み人知らず
表裏綾なし積もる落ち葉かなその身やがては新芽のために
8
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小林道憲
在りし日のことどもすべて夢なりき 落ち葉の道を時雨過ぎゆく
30
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村上 喬
晩秋の街に人影少なくて雫は玻璃をゆるりとすべる
12
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村上 喬
ふとさむくなりたるせなに日は差してあのてのひらを思いだしおり
22
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ビビ
空色のソーダの中を真っ直ぐに飛ぶジェット機はチェリーも避ける
17
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たんぽぽすずめ。
吊されたズボンは今も土砂降りであなたを待った時間みたいだ
22
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村上 喬
雨だれは両手にあふれこぼれゆくフラッシュバックの記憶の欠片
16
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日向猫
宇宙を超えてラ・ラ・ラと飛んだ科学の子人類にも同じ心はありや
20
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日向猫
街角を異国の鬼が跋扈する過去も未来もないまぜにして
23
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遠井 海
老いを見てしまったケーキのロウソクになかなか点火できない父の
13
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祐鈴
「とりっくおあとりーとめんと」と笑う子ら弱酸性で洗ってしまえ
17
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紫草
初めから少しも好きでなかったと君に言われる夢みて泣いた
17
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聴雨
夜は更けて墨をふくめし筆さきの硯の海におとづれる月
18
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