おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
へし切
淋しきは刹那のことと思ひしが淀みにあれば浮かぶ哀しさ
23
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只野ハル
二輪車の雑誌に見入る若者のギプスの脚はペダルを思う
9
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日向猫
心から 点 点 点 を取り去ればただの曲がったたよりない線
24
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もなca
「たたかう」という選択肢のあったこと もうまもらないにげたりしない
7
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五穀米
病む友のメールは陽気で饒舌で慰めらるる我が日曜日
13
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たんぽぽすずめ。
冬なのに鰯雲あり君が居た日は去り道へ溺れる如く
16
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詠み人知らず
いのちとは個人のものじゃないことを 縦と横みて気づいておくれ
21
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あき
目のまえで雲に喰われていく月にどうしていいかわからないまま
14
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紫草
鮮やかな龍が美空の頂きに昇がごとき虹を見ており
16
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吉奴十三世
還暦のをぢさん二人映畫見て もろくも流す泪ふたすぢ
10
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詠み人知らず
雨粒は塵をたっぷり含みつつ あしたの空を紺碧にする
19
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水面
底冷えの 夜に望月 輝けば 白銀の野は 凛凛として
1
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inosann
「ちゃん」付けて吾呼ぶ人の少なきに寂しさつのる 賀状の整理
12
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もなca
花ひらくひかりの春に出会うため冬枯れの庭にチューリップ植え
13
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あき
ねぇあたしあたし必要でしょう、ねえ、 淋しい人のやめるやめる詐欺
14
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日向猫
散り流れ拭い去られた血液の気配へつづく床をながめて
17
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日向猫
手袋はいつも片方落ちている 諦めたように片方だけが
24
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もなca
いつからか君の不在に慣れゆきて普通に笑うわれを寂しむ
20
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へし切
飄々と自我を捨て去り在るがまま 風に任せて縁に任せて
19
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日向猫
冥土へも軽やかに笑みて往かれませ文化と呼べる生き方をして
16
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