おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
霧吹きの水が涼しと母の音の囁く如き墓参りかな
11
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三嶋
おもしろきこともなき世にきみは居り つまらぬ僕の夏の焦燥
14
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たんぽぽすずめ。
曇天の白とグレーに散りばめた青さを星に変えて見る夏
11
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紫草
込み上げるものは堪えて嚥下せよ鴉が啼いてわれに諭せり
27
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あまおう
正確にスマホは雨を予測して、きみの事にはさっぱりである。
50
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律
明るくてまっすぐなのが正しいと云う 向日葵の始末の悪さ
22
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村上 喬
果てしない夢の続きを語ろうか それとも二人魚になろうか
20
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村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
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桜園
生きた証残したいのかしじみ蝶撮るわれ見つめじっと動かず
36
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夏恋
にゃんこにはにゃんこの願いがありまして飼い主さんとは若干ズレる
33
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日向猫
サルビアの花を摘み取り蜜吸いし通学路にもアスファルト照る
27
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inosann
気に食わぬ事ありしときをふりかえりつまずきし石の小さきに気付く
29
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inosann
柔な同士二人三脚の夫婦なり「元気でいてよ」と真顔の妻言う
18
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リンダ
鈍色の水さし照らす銀の月 眠りしものの美しきこと
26
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詠み人知らず
気まぐれに風鈴求め軒に吊り 高い気圧に「りん」とも云わず
31
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日向猫
熱気去り祭りのあとの潔さ瞬時に渡る日常の風
30
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日向猫
陽を浴びたグラジオラスの切先は遥かな空を求めてやまず
59
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あまおう
キミノコト、思う気持ちが潤々と踏ん張って増す。表面張力
45
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もなca
庭に咲く父の好みし白百合を供える母の横顔やさし
28
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千草
立ち枯れて黒き葉揺らす老木を貫きし陽は聖槍のごと
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