おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
日向猫
年輪と云はれるほどの厚味無く笑顏多きをよしとするなり
19
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たんぽぽすずめ。
迷いつつ無駄な小枝を切り落とし作る楓と夏空の隅
21
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村上 喬
明け方に羽化を迎えし熊蝉の背にま白き光透け行く
19
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日向猫
今日の日を記念日と思ふことなかれ ひとりひとりの命日なれば
38
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あき
本番がくるかどうかは別として編み込みヘアも練習しとく
14
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日向猫
腹見せて落ちたる蝉の未練とて振り絞りたるジジの一声
19
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遠井 海
プール際しずくの伝う六歳はすでに女の空気をまとい
19
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村上 喬
祈るごと合わせた両手は悴んで濡れた歩道に虹は浮かびぬ
17
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日向猫
セミよセミ 駅へと急ぐ頭上から命の声をひたすら注ぐ
13
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村上 喬
でたらめな軌道を描きクロアゲハ小さな影を吾におとせり
14
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村上 喬
藤棚にクマ蜂は飛び初夏の光を散らす雲母の羽もて
18
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只野ハル
音速の貴公子が光の矢となりサーキットを激走する夜
2
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詠み人知らず
暮れ落ちて蝉と蛙が入れ替わり 田んぼの駅の夜はこれから
25
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詠み人知らず
花も人も清楚であって然るべし 才の無きほど着飾るものぞ
17
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只野ハル
病床の父の点滴見つめつつ僕の時間が落ちて消え逝く
13
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日向猫
我もまた大海の一滴なればこそ融けず生きよう一滴として
26
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たんぽぽすずめ。
ドラム缶千本落ちる階段の如く響きぬ雷きたり
14
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村上 喬
風に舞うビニル袋も溶け込んで空と海との青だけが残る
9
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村上 喬
現実と夢との境を引くように飛行機雲は伸びゆく朝に
39
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inosann
ゆっくりと老夫が老婦の手を引いて歩く姿を車窓より見る
21
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