もやしのお気に入りの歌一覧
千草
此の胸に誰も入れぬ部屋ありて見えざるものを我は眺めん
18
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あまおう
今更に母亡き夜は窓に寄り月無き故に隠れ泣き顔
28
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みなま
病得て傷む男にその妻は明日の不安を挙げて責めおり
9
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みなま
安らぎをもう求めてもよかろうに 効果信じて挑むあなたよ
17
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紫草
とも白髪ふたりで生きる約束を確認したがる夫の寝顔は
11
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偽嫁
空からの手紙と誰が言ったのか今日の担当筆まめらしい
2
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偽嫁
脱ぎたてのパパの靴下大好きで鼻を突っ込む茶色い毛並み
5
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たんぽぽすずめ。
四車線道路を渡り飼い主へ子犬が戻るまでの絶叫
16
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もなca
煙突のけむり真っすぐ天を指しかく逝きたるかあの日の君も
26
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律
せつなさが乱反射する 「先生」と呼ばれる人の白い背中に
11
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紫草
身支度を終えたる夫を座らせてつむりの立毛そっと撫でつく
30
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南 骸骨
愚痴を聞く猫の欠伸に気付かされあすのネクタイはかなり派手目
6
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桜園
万物の芽吹きの春に姑も杖つかわずに再び歩かむ
21
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笑能子
振り撒いた言葉の始末捨て置いて過ぎゆく群れの無言行かな
4
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詠み人知らず
田舎道ぽつり現る停車場に昔の僕が降りてくるよな
12
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yuki
雨粒の落ちて流るる長き夜は濡れてもよかろ涙隠すに
11
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紫草
何もかもつまらないとつぶやいた君の額ににきびの群れる
22
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偽嫁
陽にとけて屋根の氷柱がつやつやと輝くばかりの春が滴る
27
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偽嫁
泥混じり雪解の道のぬかるみも春と思えば踵浮き立つ
38
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ふきのとう
はにかみて肩をすぼめるみどり児は遠き昔の娘と重なりて
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