詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
冬空は 染め抜くまでに青く晴れ 呑気さうなる千切れ雲ゆく
23
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まぽりん
追ひ風に裳裾おさふる少女子の紅絹裏にほふ秋ぞ闌けゆく
30
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灰色猫
昆布出汁で あっさり炊いた 湯豆腐の 滋味染み渡る 師走の夕げ
28
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詠み人知らず
聞き流す言葉に命無かれども彷徨いざわつくノイズの魂
15
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コーヤ
夫 言う「やっぱり家は美味しいな」料理作るも張り合いが出て
19
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へし切
澄みわたる青空のもと山茶花は色鮮やかに咲きしきるかな
22
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まぽりん
木の実にも時雨ふるらむ育みし柞の森のかれぬる秋は
36
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詠み人知らず
誰もいぬ心に灯り点したら温もりもとめ訪ねし人あり
18
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恣翁
並木にし LEDの灯の点り 年の瀬告ぐる御堂筋かな
19
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林林
冬の夜 水道蛇口を開けて寝るあなたの夢も凍らぬように
27
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コーヤ
いつまでも幼子のごと気になりて三十路なる娘らに世話焼きしてる
19
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コーヤ
ペンの字が乱れし字しか書けないと夫の声に言葉も出ない
14
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へし切
冬なのに木瓜よおまへも惚けしか季節を知らず花咲かすかな
26
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林林
炊く前にお米に一礼手を合わす八十八の手間を思ひて
22
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灰色猫
いかずちを 宿す杖より 行く道を 迷わぬ杖を ひとつください
27
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野々花
カサコソと小枝の枯葉鳴らしては「淋しいよ」って風が呟く
12
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へし切
冬ごもり春に知られぬ花咲けば木の実に霜のふりかかるかな
25
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林林
山茶花の蔭で鬼待つかくれんぼ花びら集めお山にしつつ
20
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コーヤ
会うごとに元気な顔に回復で張りつめ心少しゆるみて
13
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へし切
寒空に震えるこころ奮い立て風に向かいて歩を運びゆく
18
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