呉竹のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
両親の遺影に向かい「おやすみ」と言ひて眠れば娘にかえる
42
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詩衣
ひたすらに君の背中を追いかけてふと追い越してしまったんだね
4
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芳立
薄ら氷のとけぬ心にさき急ぐさくらを誰がおぼえやはする
11
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あまおう
うららかな春の調べに手を組んでワルツのように 街の喧騒
14
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詩衣
戦死した人より自殺する人が勝る世界になってしまった
10
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三嶋
君のこと思い出してたわけじゃなく ただの気分よ 黒い珈琲
20
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みやこうまし
春染みし空に変れば白木蓮の白き柔肌ここぞと曝す
16
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ふきのとう
さみどりの菜の花摘みてごまあえを作りて食えば春のひろがる
23
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三嶋
ぶらんこを いーん と漕げば近い空 重力なんて僕は知らない
10
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遠井 海
気の利いたことも言えずに子どもらとただ黙とうをした六時間目
31
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河のほとり
うたたねの夢のなごりは春風にただつかの間に匂ふ梅が香
15
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垂々
いっせいに弱に設定しなおせば 世界はすこぉしやさしくなれる
10
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五穀米
マヨネーズかけて卵を食べる癖わからぬでもない空腹なだけ
3
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りゅう たいせい
両手には子供と荷物を握りしめ人波分け入る母いと強し
13
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inosann
唐突な吾の求めに頬染める夕陽まぶしい昔日おもう
9
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淑乃さと鹿
目の前の苦難乗り越え成長し壁は砦に涙は海に
5
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垂々
「責任」も「私」も君は手離せず周遊船に手を振っている
6
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舟人
吾がために耕す母の老いたれば一振り軽き鍬をあがなう
24
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みやこうまし
梅園に紅白混じる花けむり漂う下を人の流れぬ
14
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詠み人知らず
窓を開け鼻水落ちる原因を 風邪に求める今どきの人
14
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