千草のお気に入りの歌一覧
falcon
十字架に死す基督も無惨なり子に見せるなといふ人ありや
12
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恣翁
秋立つと 目にも明かに知られけり 天の高さと雲の形に
24
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恣翁
投げ出せる裸の脚に 掬ひたる砂 所在無く振り掛くる君
20
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詠み人知らず
暦どうりに行かぬが自然 人生も 判で押しては味気ない
1
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葉月きらら☆
あの人と同じように愛するの遠くを見つめ今を見ない目
12
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まがね
ジリジリと音はしないが日に皮膚は焼けてヒリヒリ音せず痛む
5
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まがね
「戦争はもういらない」と呟いて黙祷をする、それを知る母
11
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まがね
空襲を逃れ埋まった砂浜に今は遊びで埋まる人々
8
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紹益
図書館で はだしのゲンを 見せないと 思想統制 今は戦前
17
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紹益
朝顔が 徐々に勢い 失いて 猛暑続けど 秋は来にけり
10
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遠井 海
胸中に納めておけず文字にして闇はくっきり輪郭を得る
10
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遠井 海
うっすらと赤みの差した表面に光る産毛はまるで桃 ほほ
9
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遠井 海
あと何年入るのだろう庭先のビニールプールは小さくなって
8
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遠井 海
改憲を進めるならば真っ先に我が子を孫を戦場に出せ
12
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遠井 海
重篤な事故のニュースの末尾にはフェイスブックの いいね のボタン
19
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inosann
涼風に蝉のむくろが転がるる峡の木陰に沢音沁みる
10
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inosann
海からの上がり来る風に佇めば五時の時報と蝉時雨降る
12
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inosann
去り際に頭を垂れる額から一粒の光こぼれる 客宅
11
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inosann
敗戦で葬られし真実のあらんか戦勝国がつづりし歴史に
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inosann
右腕にかたよる日焼けに想起する営業任地に向かう朝ごとを
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