紫水大夫のお気に入りの歌一覧
笑能子
じりじりと肌を刻みし陽射しかな厭わず友とし青き空観る
9
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夜考宙ん
月満ちて野良猫達も軽やかにステップ踏んで街角を行く
7
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芳立
夏にほふ名こそきこゆれ武蔵野のあかねもささぬむらさきの花
14
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聴雨
今愛でるやがて欠けゆく月なれどバイオリズムの波間に揺れて
10
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島祝
久堅の日向の国のきよまりて憂しことなかれ千代の末まで
25
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芳立
雲居には守こそあらね須磨の風おぼろ月夜に通ひ得ぬかな
13
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たんぽぽすずめ。
(で)を嫌ふ教えを習う一歩目ででんでん虫へ情けが出たで
11
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浅草大将
夏なれば通ふ千鳥もなきものを月に夜明かす須磨の関守
15
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海苔衛門
そぞろなる心も知らず降る雨に記せぬ思ひを流せたらまし
10
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海苔衛門
あやとりの 掛けあふ言葉の つもれども頬だに觸れぬ 胸ぞ苦しき
8
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浅草大将
青田波夜風すずしき中みちはひとすぢ白き月の水脈かも
16
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ほたる
ただ君を欲しいと思う気持ちだけ失くさぬように押し花にする
9
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聴雨
風変はり花移ろへどこの道は揺らぐことなきまっすぐな道
13
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由良
紅を差す たおやかなりし筆遣いをんなを描く月満ちる夜
8
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芳立
燃えさかるうつりごころの夕だちにむしの声にぞあきの聞こゆる
11
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浅草大将
夕なぎの果てて沖へと風吹けば涼みに出づる浪の間の月
12
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トーヤ
金色に輝く月のその下でまだ夏ですと蝉が静かに
8
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安奈
妹の作文代筆書き上げて難しすぎると突き返されて
8
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安奈
誰ひとり窓の外など見ないけど電車に響く「右が朱雀門」
9
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安奈
万葉の地に育てども女郎花「じょろうばな」だと思つてゐた吾
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