紫水大夫のお気に入りの歌一覧
きりあ
わたしが死んだら棺にはさよなら入れて下さいそれだけでいい
16
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悠々
空っぽな胸にカラカラ風が吹くほたほたほたと雫の垂れる
33
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虹雲
トマト樹の香り鼻孔をくすぐりぬ光の奥の少年の夏
9
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虹雲
闇の底君いたまえば伸ばせ手をそこに来ている天の吊り糸
8
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たんぽぽすずめ。
煙草買う夏の夜中の外出は尾崎豊と少年になる
26
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たんぽぽすずめ。
エアコンに浸れば外で滝のよな汗で悟りむ自然な体
18
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水島寒月
名代とて信州そばの古店に含みしつゆのわづかに辛き
4
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水島寒月
諏訪の湖をからりと風は渡りきて浮き桟橋の揺れ止まぬかも
3
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音和丸
読む事が苦手な僕の愛読書時刻表から日本の旅へ
1
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田中ましろ
迷ってもいつもあなたを指し示す方位磁石をひとつください
35
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田中ましろ
病室で母は笑った 雨が降りはじめたなんて言えそうもない
11
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薫智
傷口に絆創膏で封をする僕の想いが零れぬように
8
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たると
薄藍を流し染めたる宵空に一滴滲む 夏の月影
13
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光源氏
おしなべて色香を添へし紫のなさけを捨てり庭のたちばな
27
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浅草大将
課長にもなれず未だに平泳ぎ我が苦労るのいつ報はるる
27
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ほたる
クロールは息継ぎ辛く苦しくて恋はゆっくり平泳ぎして
14
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芳立
幾年をはやすぎの樹に空蝉のよをあかしてぞ堅くつかめる
16
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芳立
ふみわくる千万の葉ぞしきしまの大和の道にしげりあまれる
11
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三沢左右
割れし背を夏に染めたる空蝉の琥珀に吾も溶けたしと思ふ
26
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浅草大将
人知らぬ我が心根のわだつみの深きを吾子の見る時やある
16
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