紫水大夫のお気に入りの歌一覧
芳立
かの岸によろづの船もわたらめどわがのるはただひとつなりけり
14
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銀ねず
地下鉄に揺られしままに通信の途絶ゆることも危機にあらずや
4
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沙枝
一日を誰を思って過ごしても 夫の好物浮かぶ午後四時
7
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佐々一竹
黒猫がするりと枝を駆けのぼりあくびをひとつ 夏がはじまる
12
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佐々一竹
少年の後ろ姿が遠ざかる戻ることなき時の摂理か
4
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音波
見下ろした君の頭のてっぺんを右クリックして、いろいろやりたい。
7
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音波
ひっそりと太陰暦に乗り換えてあなたと違う朝を迎える
15
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ほんまかつゆき
おとうさん きいてほしい ことがある ほんとは ぼくも あまえてみたい
5
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ほんまかつゆき
腹まくり べたつく長夜に 蛙らは 我がわれがと 競う恋歌
3
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たると
かけがえのない君生まれし今日なればおめでとうよりただ「ありがとう」
9
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水島寒月
風絶へて熱帯の夜は黒ぐろと尋問を我れ受けゐるがごと
2
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加祢
目の見へでより細やかに奏でらる見たこともなき荒城の月
24
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銀ねず
宣告はすでに為されり遮断機を乗り越ゆるべくわが炎天下
6
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若楓
本当の自分をいつか見失い酷暑にあえぐ雨も無き午後
11
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若楓
幻の揺らぐ黙を型取りて偽りの歌詠うこの頃
10
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ゆびきゅ
愛の名の山の高さに気づかぬよう 稜線を消す霧をかぶせて
29
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詠み人知らず
雨がふるただそれだけで安心し夕食の食べられた我なり
17
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浅草大将
夏暮れて今宵は月をきよみ潟秋をまつにぞ風もすずしき
18
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光源氏
ほととぎすなほつのりゆくしのぶ山たえだえ殘る袖のうつり香
21
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ゆかりの
いつからか待つのを止めて窓を閉じ 息を殺して時は錆びつき
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