偽嫁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ほんとうは静かになれる図書館に 進出したる蔦や藤棚
8
もっと見る
たんぽぽすずめ。
平手打ちされて体は飛んだけど心は君に盗られたみたい
17
もっと見る
詠み人知らず
都合よく線路も道路も通じてる だけど恋路はタイトロープか
14
もっと見る
あき
理絵さんの披露宴でもあの人はずっと「あたし」の話をしてる
18
もっと見る
あまおう
ひんやりと夜風に吹かれ水の田も鳴く夏虫も心に優し
17
もっと見る
あまおう
ひたひたと絡むきみの指先に触れられている心地で夜風
18
もっと見る
あまおう
シトラスの香りをのせてすれ違うきみに向かって吸い込む夜風
14
もっと見る
あまおう
先走る夏日に緩む胸元の開放感に夜風がしみる
13
もっと見る
文麿
獨りゐて忍び音もれる想ひあれあちらこちらと惑ふ言の枝
4
もっと見る
文麿
柔らかきつぼみ折りたる指ぬぐひ大輪の薔薇君に願ひつ
11
もっと見る
聴雨
人知れず身を隠し咲く木の花にわが身重ねてしばし眺むる
11
もっと見る
文麿
庭先の雜草取ればさみしけれ白き宿草求め植ゑたり
13
もっと見る
詠み人知らず
泡は白く咥え煙草のその人は 姿勢正しくソファーに座る
17
もっと見る
桜園
初夏の陽に黄金に輝ふ麦畑に風そよぎたつ穂波のごとく
25
もっと見る
inosann
駿河の海吾の心をうつしてか空との境を霞がおおう
17
もっと見る
詠み人知らず
違和感を払ってみれば大百足 ちょっと心臓止まったみたい
17
もっと見る
あまおう
斎場は母を偲ぶや不如帰草葉の陰の父は梟
30
もっと見る
文麿
ニセなどと名附けられこのアカシアは實に芳しき蜜を祕めたり
10
もっと見る
あまおう
おかえりと十年ぶりに母と寝る四角い箱は窮屈でしょう
47
もっと見る
たんぽぽすずめ。
どれどれと額に触れた君の手へ一度上がった心の温度
20
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[34]