南 骸骨のお気に入りの歌一覧
笑能子
暖取りの段取りをする夜更けかな算盤勘定中々合わず
1
もっと見る
詠み人知らず
恋文が受け入れられないわけとして 変換違いを受け入れましょう
10
もっと見る
桜園
本日から毎朝続けたきことのありさぼらなきやう歌に詠みたり
13
もっと見る
恣翁
色里の 飲めや唄への喧騒が 仄白む川 渡り来るかな
16
もっと見る
文麿
うす雲の紅く東の野を染めてかのかぎろひは今日も立ちけり
5
もっと見る
せいか
目の端にソソっと動くものおしなべて虫かと思う病を得たり
1
もっと見る
夏恋
ああもうシャワーを浴びる時間もない午前六時の退社になりぬ
3
もっと見る
河のほとり
さむき夜は庭の落ち葉の月かげも霜の置くとぞあやまたれける
9
もっと見る
紗月
じんわりとねっとりと押す出勤簿 明明後日にはあなたに会える
1
もっと見る
あまおう
オリオンと変わらぬ信号仰ぎ見てじっとしている街のペンギン
15
もっと見る
まがね
実家へと帰る利点の一番は「おかえりなさい」の声があること
9
もっと見る
詠み人知らず
甘さもコクも酸味も知らない舌の君から感じる微酔
2
もっと見る
五穀米
近くなりまた遠くなるターミナル読書をしつつ車窓を見つつ
6
もっと見る
いちにのパッパ
コーヒーを豆から挽いて淹れるのは五歳と二歳のビッグイベント
10
もっと見る
市川春水
あはれかな やがて食はるる牛の仔の長き睫毛に冬陽きらめく
23
もっと見る
鳰
声聴けば破顔してしまうひと目見て言葉に詰まる歓喜と苦悩
1
もっと見る
市川春水
知らぬ間に我より背が伸びし友になんだかすべて負けた気になる
9
もっと見る
知久
あの頃と変わらぬ声に安堵する心が少し惜しく思えて
6
もっと見る
詠み人知らず
子と孫と ひ孫の揃う法要で 小さな母がまた縮みおり
17
もっと見る
ふきのとう
ぽかぽかと湯たんぽ抱きて眠る夜夢のつづきは母にたどりぬ
11
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[36]