南 骸骨のお気に入りの歌一覧
あまおう
「おまえがかい?」草葉の陰からお袋が 歌を詠むのを笑っていそう
33
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灰色猫
なにもかも壊してしまう激しさを 瞳に秘めて受け取る眠剤
7
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真夏
戯れに 切れた口の端 脈打てば 思い出される 五月の小部屋
4
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詠み人知らず
人の世に差別なくして成り立たぬ それを変えたい微力ながらも
5
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由縁
せいくらべ 町に屹立望楼と 原野で衆生を観る大仏
2
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朝がお
一筆の淀みなき線書きたるは燃える情念静かな呼吸
5
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詠み人知らず
逆さ吊りの刑に処すは己なり 心ふわふわ恋に恋する
3
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yuki
燦燦とそそぐ日射しを纏いつつ指先を噛むいたづらな風
5
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ちび#0625
キーボード叩く音だけ響く夜カタカタカタがヒッキーの呼吸
3
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笑能子
三ヶ日気付けばザッと過ぎて行き後に残るは宴抜け殻
2
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よも式部
踏まれたら カシャン と静かに割れそうな つまらない想いを 補強してみる
5
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詠み人知らず
また君の 愛し言の葉 聞かせてと 今宵星降る 空を見上げる
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夕 牛
少しずつ隙間を埋めてこの夜から並んで輝く星座になれる
5
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恣翁
なみなみと注ぎし新酒の搾りたて 口をコップに寄せて呑みけり
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けたけたべたべた
出番なく、床暖房に、追いやられ、物置小屋で、余生むかえし
2
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蓮生広任
侵略者冷たい足をつけてくるあえて笑顔で「外寒かったよね」
3
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恵
泣きながら潜れば赤いぬくもりが頑張る我を包んでくれる
9
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緋色
早二年 こたつの中で結婚と離婚を予習するクリスマス
1
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竜胆
温もりが慾しいと云はぬ君の手のマグカップにはコーンポタージュ
4
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粕春大君
九夜月のはつかに照らす枯れ枝に明けぬ夜さへをかしかりけり
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