詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
悠々
暮れに逝きし、 友を対座に 屠蘇 酌めば、「おまへは長生きしろよ」とわらふ
22
もっと見る
卯月
埋め尽くすように空から人が降り人が降りああまるで地獄だ
6
もっと見る
卯月
「もうママはあまえんぼうさんなんだから」お姉さんぶる子を抱きしめる
10
もっと見る
松本直哉
ハードルはふみたふすべしふりむかずひたはしるべしこのうつし世を
6
もっと見る
恣翁
神の門に詣づる列は 日暮るれど 凍て雪に猶ほ先を急きたり
14
もっと見る
河のほとり
かなしびは沖つ白波数もなくゆたにたゆたに舟と世に経る
13
もっと見る
卯月
「はい」というただひとことが時を超え少女の船は銀河を駆ける
3
もっと見る
芳立
冬空はいまなほ青しつぎつぎと建てては壊すいとなみのうへ
9
もっと見る
卯月
わたしから美が消え去れば遺されたわたしを愛してもらえるでしょう?
7
もっと見る
芳立
つるぎより強きばかりに葦筆の悪しとて刎ねもすべきものかは
9
もっと見る
河のほとり
山風に木の葉の幣と散りかかる霜踏み分けて神を訪ふみち
16
もっと見る
河のほとり
かくも世に良き年月は積もりゆけ深山しづかに降れる白雪
15
もっと見る
河のほとり
さ筵の夢のなごりのおもかげに月夜は宿れ氷るなみだに
13
もっと見る
芳立
道も得であだにわけゆくおのが身に雪ふりやまぬ本願寺かな
10
もっと見る
芳立
ひとをただ鶴の声音にしのびをり吐息のさらに白くなるころ
16
もっと見る
卯月
クリスマスツリーを囲むぬいぐるみ「ここはどうぶつさんのもりなの」
8
もっと見る
卯月
空つぽの檻に鼠は囚はれて仏に逢へば仏を殺す
6
もっと見る
多良ラッタ
小窓から惑星覗き見る寒空に電気を消した浴室は宇宙
3
もっと見る
芳立
冬の夜にどこへ行つたか知る人もないセントラルパークのあひる
6
もっと見る
芳立
コンビニのまへでケーキをひとり売るサンタむすめに幸ひはあれ
15
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[22]