あかつきのお気に入りの歌一覧
銀
何者になるのだろうかあの夜にきみが溶けだしていったからだは
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青緒
多分僕、あの人のことが好きなんだ 「多分」と心を盾で覆って
10
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横井 信
梅雨を待つ稲田に遊ぶしらさぎの空を見つめるとおい眼差し
9
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恣翁
植え込みの陰なる風に 睡たげに揺れて 合歓こそ 紅を刷くめれ
17
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北窓
ふと気づくあの日発した呪いこそ私を立たせ続けていると
6
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洩矢転石
ぼくはもう死にたいなんて思わないきみに貰った時計も棄てる
15
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洩矢転石
あの夏のベッドの中のきみの手の温度のうたをまだ詠えない
8
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洩矢転石
十月が好きだと言ったきみはいま誰を好きだと言うのだろうか
7
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水月
木枯らしに落ち葉と渇いた恋ひとつ からりからりと彷徨う未練
24
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綾翔
膝抱へ泣き暮す日の長けれど どの窓邊にも朝は來るらし
10
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滝川昌之
子育ても終盤となりこの家はもうすぐ君の故郷になる
32
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滝川昌之
定刻の通過電車の案内が今この街の無事を知らせる
27
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しろいたろしん
温かい言葉の一つ 打てないことを 冷え症のせいにしており
13
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秋日好
ミステリィ・トリックひとつ書けそうな伝言板に残る筆跡
20
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Chico
雲間よりあまた射し込む陽のひかり 搜査する午後走れ惡漢
15
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桜枝巧
黒板をブラックボードと呼んでいた私はきっと特別だった
7
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恣翁
子ありせば 紛れてましを 淋しさに耐へて貫く愛のいぢらし
16
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灰色猫
をさまらぬ君への想い胸に秘め硝子細工の翼をたたむ
22
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falcon
入学日父が賜いし英語辞書欠けたるページxyz
10
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やんや
わたしからあなたになっていくような波打ち際で微睡んでいる
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