もぢずりのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ゆきかねて迷はば迷はずわがもとへ来ては遊べよわれはさびしき
5
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紫草
わが内部の奥の奥処で音をなすことんと落つる悲しみの珠
20
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たんぽぽすずめ。
一文字に三つぐらいの意味がある梵語のような君が恋しい
16
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桜園
遠き地に住む友の身を案ずとき思いは友のそばに馳せゆく
24
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たんぽぽすずめ。
ひまわりの種やいろいろ果物を小箱に詰めてインコもおせち
11
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庭鳥
上野まで無言で歩く人々にしみじみ香る沈丁花かな
24
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桜園
かさかさと銀杏の黄葉をかきわけてぎんなん見つく至福の時に
13
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五穀米
渋滞の果てなる南アルプスは夕景のみが厳かに見ゆ
8
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五穀米
誕生日には水族館へいで行かん小さき都心の水に抱かるる
8
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五穀米
惑いなく仕事している齢なるにこの足元の不確かさはなに
10
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桜園
勢いをなくした秋寂ぶ日差しにも青々と咲く大輪朝顔
19
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まあさ
しがらみに支配されてる二人には絆も鎖のやうに冷たし
10
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五穀米
土曜日のバスの居心地よき座席日常と異次元の隙間に
12
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五穀米
冷奴生姜に葱に白き飯慎ましく細くわが生活かな
15
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紫草
おろおろと思考迷路に立ちおればぼやぼやするなと百舌が高鳴く
11
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紫草
月の夜密かに紫雲流れきて 黄泉やこの世や境目のなき
19
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南 骸骨
オフィス街コンクリートに囲われし日照難民湧き出る公園
5
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夏恋
話してと貴女が言っているようでワイングラスを遺影の前に
8
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桜園
ひと年を育てきたりしポインセチアいよよ色づく季となりたり
16
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あまおう
始まりは宇宙なんかとおんなじで一秒後には好きで溢れた
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