遠井 海のお気に入りの歌一覧
あかつきのそら
毎朝の儀式のように化粧する 今日も無敵でいられるように
18
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ウル
恋とはねするのではなく落ちるのよなるほどそれは地獄と同じ
4
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あき
ネモフィラの丘をジグザグ登ったらうっかり空を歩いてました
33
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らぶ湯
子もなさず 生物として 不完全 控え目に生き 貴男を愛す
3
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詠み人知らず
淡々と 時には媚びて 飄々と生きる野良猫 私の師匠
5
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芳立
坂のある町に着くまで助手席を独り占めする桜ひとひら
21
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詠伝
弔いを終えて眺めた夕焼けは田んぼの水面に滲んでいたね
8
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へし切
津波跡勿忘草の花咲けば帰らぬ人の声が聞こゆる
11
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由縁
海水と砂辺の間 一坪を探しさまよう それしかできぬ
7
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みなま
ねがわくばドッキリの札掲げつつおどけた仕草でかえってきてよ
12
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みなま
いよかんは朝の日差しに輝きぬひたすら剥いた 剥く他はなく
19
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イマココ
更生の 文字を一つに合わすれば 甦 ああそういうことか
24
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イマココ
佳きことも 思ひ浮かばぬ年なれど 市民となりし 五年隔てて
4
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紹益
戦争を 賛美の映画 封切られ またもや進む 戦前回帰
10
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五穀米
病む友のメールは陽気で饒舌で慰めらるる我が日曜日
13
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みなま
体重は結婚前に戻っても泣き笑いした皺は消えない
10
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裕二
永遠に愛していると言うきみの後ろで小さくつぶやく「ダウト」
7
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詠み人知らず
甘酸っぱい思い出などない 塩辛い思い出しかない青春の日
10
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ほの香
悲しみや痛みのうたは深く濃く拍手などでは癒へぬ及ばぬ
9
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詠伝
甘き夢蜂蜜のやうに纏はりて溺れることもやぶさかでない
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