しづくのお気に入りの歌一覧
山本左足
いい加減採用しろよ履歴書も数限りある資源なんだぞ
15
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木綿
長いこと遠ざかってるふるさとの言葉をつかうために電話す
12
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魚住 蓮奈
手を伸ばしても届かないきみが飲むバファリンの半分になりたい
11
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浅草大将
降る影も消えておぼろのあわ雪のかたみに残る春の夜の月
22
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れお
待ち合わせ遅れた君はさっきから出ている虹をくぐっている頃
5
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葵の助
唇の記憶がよみがえった朝答えのように紅茶が渋い
2
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艶羽
春隣 吾に告遣る 雪消の音 とろめき誘ふ 温とし日影
2
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希
「必ずね」と約束した日が来なくても忘れずに咲く故郷のさくら
10
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詠み人知らず
潔く「ありがとう」と言える人 そういう人にいつかはなろう
16
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あき
蕾なら春まで耐えていただろうあなたを待っていられただろう
38
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本間紫織
年輪が語る神話を聴いている 暮れる陽にだけ見せる傷痕
6
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聴雨
春なかばなごりの雪は花となり日々津々と淡く色めく
8
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聴雨
薄氷のぬくみて流るる水の如ちしほかよひて解けゆく心
9
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在原紀之
鎮魂の大和歌をぞ詠えども我が身思へば偽善にあらぬか
12
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在原紀之
強がりて恋にあらずと認めぬはその心こそ「恋心」なれ
46
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はな
病院の二階から見る三月の空の高さに泣かされている
11
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詠み人知らず
一様に皆が追悼する今日も 祝福すべき誰かの記念日
7
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希
私が私になる工程に必要だった無数のなみだ
12
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村木美月
君はただ困った顔で笑ってた冗談まじりの「お嫁さんにして」
12
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モニカ
まだ雪の殘る北陸啓蟄の兼六園は氷雨に濡れて
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