つきののお気に入りの歌一覧
翡翠
はな紅葉風の止まりて君を抱くうなじを染むる淡きくれなゐ
3
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たつかわ梨凰
通り雨触れて過ぎゆく街路樹は一人の女の顔して立てり
6
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光源氏
つらき世にいとど流されける時に昔の人の袖の香を思ふ
11
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悠々
生きるてふこと切なくて海見ればなつかしき貌なつかしき聲
21
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粕春大君
入り日さす狹山の峯にしぐれども手向くに早しうすきもみぢ葉
15
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七色コイン
きみの声ただ一声で此の星が色づいてゆく回り始める
25
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楓
こんなときひとりぽっちでいるほうが傷つかないし傷をつけない
22
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あき
エチレンがそうさせるのだ成熟もとろけて落ちたあまい腐臭も
14
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薫智
一番と言われるよりは君のこと必要だって言われてみたい
5
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由良
完全な丸にはなれない自分を重ねて見ていた十三夜の月
13
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沙枝
愛情を出し惜しみして 駆け引きを楽しむような恋などしない
11
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たつかわ梨凰
聞くことがある羊水のより深く太古の海から響く楽の音
10
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たつかわ梨凰
月光に手を浄めんと捧げれば指ひたひたと浸す哀しみ
11
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芳立
秋の日のさびしさ問はば空の蒼われをさりゆく高み深みに
26
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恣翁
おてんばが 佛に變はる 寢顏かな 脣寄せし その圓き頬
75
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けにちん
まち並みが色を落として息ひそめ雪化粧前素を見せている
5
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まがね
今の世は狂っていると言うけれど立冬の風昨日と違い
2
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悠々
呪はれし村にあらねどふるさとの荒れ果てし田に搖れるコスモス
20
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たんぽぽすずめ。
降る星を包みて撒けり朝の陽を掴む人こそ素晴らしきかな
14
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まるたまる
パラレルな飛行機雲は美しい実らせなくていい恋のまま
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