つきののお気に入りの歌一覧
麻
うす雲のまにまにうつる影だにも身にしむばかり望月の夜
24
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たけくらべ
秋ゆゑに千々に乱るる心には十六夜ふ月もあはれなるらん
26
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Chico
捨てられた箱に律儀に收まれり 呼ばれる日まで名もなき純情
22
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夢士
月影や雲の向かふの十三夜月見飾りの萩の花ゆれ
28
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灰色猫
雨香る 桜のような 恋でした 求めすぎては 散ったひとひら
49
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みなま
それぞれにまんがの吹き出しあるような団地の窓の夕げの匂い
15
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小林道憲
子供らの忘れしボール 草原に ひとつ残りて夏は終わりぬ
25
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小林道憲
梨の花の香り漂う街並はいつかの旅の思い出なりき
21
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由良
まんまるの月を背負って黒猫がニヤリと笑う 行き止まりだよ
16
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あまおう
レンジしか使わぬ僕のキッチンで 魔女の魔法はいよいよ冴える
32
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あまおう
涼しげに 降る雨になり その肩に とどまることが 出来そうな朝
24
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葵の助
身勝手な家族の繋ぎだった母ハンバーグで言う卵のような
1
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なな生
風にのり流るる雲の魚達夕焼け背負って帰っていくの
3
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律
教室は白霜の窓に閉ざされて 静かな森のような5時限
43
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おおしまゆきこ
くたびれたプリマがパニエを脱ぐようにバサリと落ちる芍薬の花
32
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只野ハル
観覧車 ひとまわりして 降りるとき 違う世界に 着いたらいいね
192
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光源氏
やすらぎを求めて参る三井寺のかなしきほどの蝉のこゑかな
16
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小林道憲
さくさくと沓の音のみ響きたり 神遷るらし闇の静けさ
63
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紫草
真夜中に背骨の軋む音のしてわが存在の有処をさがす
19
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おおしまゆきこ
秋風をおおきく胸に吸い込んで金木犀のありかを探る
15
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