みなまのお気に入りの歌一覧
裕二
間違えて「ママ」と呼びつる君の子の母になりたい夕暮れだった
14
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矢車菊
はじまりは棚から本を拔くやうな出会ひでありき 六月の朝
23
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恣翁
雨に煙り 歪な鏡に映るがに モスクの屋根の上に マスト揺る
18
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聴雨
久方の雨のそぼ降る山ぎはにけぶり咲きたる合歓の花群
23
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詠み人知らず
眼と胸に色つきガラス嵌め込んで 騙してるのは ぼく自身かな
10
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詠み人知らず
通勤の背中に浴びる太陽が 痛くなったら がりがり君を
19
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芳立
ざわわざわわ右も左もおのれらの都合次第で御霊を拝む
9
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恣翁
船の灯のちらつく 暗き水の上に影を倒して 艫綱解けり
22
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松本直哉
正座してせんたくものをたたみつつ鳥飼ひたしとつぶやく童
8
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浅草大将
どれほどに進化したのかみすずかるシナントロプスペキネンシスは
3
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詠み人知らず
白黒をはっきりつけた影を踏み 白いおんなの 黒いパラソル
14
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新座の迷い人
苺親 病葉取りて 其の子株鉢に移して 楽しみに待つ
12
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詠み人知らず
曖昧な空の機嫌に惑わされ 日除け帽子に 雨傘をもつ
21
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松本直哉
ゑといふ字をしへられつつ文書きぬをさなき日のわれ祖母のふさゑに
11
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浅草大将
あひ見てのあまきの夢の夢ならで現なりしはいつの一夜に
12
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ももちゅう
朝顔を褒めてはじまる月曜日 専業主婦の長い平日
20
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詠み人知らず
しっぽまで硬くなりたる愛犬のクロの身体にボールを供え
17
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詠み人知らず
瀬田川を越えるあたりに渡り鳥 空にきれいな V字が走る
25
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浅草大将
胸のうち誰もシラノの心意気うでに見せても鼻にかけずを
11
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芳立
戦略は見破れないねアジュールのそのスカートの白い縁取り
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