住川幸のお気に入りの歌一覧
甲斐
帰り路の青信号がさくさくと目に刺さるそんな薄暮もある
1
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みなま
次は何をうしなうだろう浮かびくる鬱に蓋する 走りつづけろ
17
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詠み人知らず
看板に偽りなしという前に 君は看板出さないんだね
16
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幸浦佳
大好きと言うにはちょっと遠すぎる星降る田舎であなたをおもう
15
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片井俊二
下りゆく時間はすぐに過ぎ去りて後悔残しゆく観覧車
4
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ふきのとう
湯たんぽを赤子のように抱き寄せて深き眠りに凍てつく夜半
16
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淑乃さと鹿
淡雪やひやりと濡れて頬を打つ溶けた雫の透る清らさ
4
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詠伝
久しかる身の不自由より放たれて祖父の御霊の描きだすもの
5
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夢士
雪深き人里に陽が灯り行くおとぎの国の絵本のごとく
5
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詠み人知らず
マッチ擦る煙は空へ消えてゆきみなしごたちの国が生まれる
3
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みなま
君のその揺らめく尾っぽが差し示す未来とやらに歩き出そうか
11
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みやこうまし
暮れ迫りまず図書館に足運び短歌集などまとめて借れり
15
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仔柚
カップルに挟まれ食事をする我等「オセロだったらよかったのにね」
5
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芳立
改築のための退去に応じない三号室のポルターガイスト
7
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五穀米
眠らんと飲みし薬は三錠で三十分の自我のたゆたい
10
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ひかげ
昔ならその輝きに惹かれてた今はもうただ眩しいだけだ
8
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梨本みどり
本棚に教科書ならべ隙間ない同じ高さの秩序見ており
6
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只野ハル
マンションの壁に描かれた偽りの窓の内側塞ぐ思いに
3
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朔夜
ビルとビル長方形に仕切られる空はどうして蒼いのだろう
6
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まりこ
冬の朝銀河の裾を踏むように軽やかに行け、君は素敵だ
9
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