住川幸のお気に入りの歌一覧
おおしまゆきこ
知らぬ間に秋のさざ波ひたひたと忍び入りて悴む小指
11
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リンダ
向き合えど人は人なり孤独とは青く茂った隣の芝生
24
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おおしまゆきこ
小包の緩衝材は故郷のニュース(くしゃっと丸まっている)
24
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詠み人知らず
朝日浴び舞うベランダの鳩の数多く「ハトヤ」といふ名のホテル
3
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詠伝
心臓を千切り千切り わたしもうきっと家には辿りつけない!
3
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里希
木犀のあまい香をかきわけて 泣くための場所をさがして歩く
13
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なな生
霧雨に金木犀が香るから夜に紛れて君をつれてく
12
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詠み人知らず
校庭はある日ぽつりと海になる白紙のノートは鳥に光に
8
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律
あなたにはきっと届くと思うので 歌っています、あたしは今日も
4
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円子マルコ
「この歌がいいね」と君は言うけれど、残念ながらそれは他人の
6
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詠み人知らず
膝の上に鞄を置いてその上で 文庫読んでる普通の生徒
8
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詠み人知らず
線路沿いぎりぎりに建つアパートの 壁の広告まるやま酒店
9
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村上 喬
窓ガラスたたく雨音遠ざかる光の軌跡 水底の街
17
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村上 喬
薄日さす雲のまにまにいく筋か光のおりる町にゆきたし
21
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詠み人知らず
眠られぬ秋の夜長の敵であり救いでもある君の面影
5
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銀
一夜ごと塩より白くなる月のくらき海よりうまれし衣
1
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もぉりもり
わが夏は飛び散ったから肉片のような光を舌で転がせ
2
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六郎
皆のように呼ぶこと出来ぬ君の名が変わる今頃声になりけり
3
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白亜
煙りゆく街のかたちや 夕立は鬼の唸りとおもふつかのま
13
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詠み人知らず
千度超す鉄塊色の沈む街 あしたのことは保留にしよう
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