まがねのお気に入りの歌一覧
もなca
見せられぬ手紙しずかに差し込めば過去も刻んでゆくシュレッダー
23
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あまおう
鈴なりのツバメの子らの餌やりは おりこうさんで左から順
27
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詠み人知らず
胸のうちさぐる眼差しモナリザの微笑みればいつでも思う
11
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詠み人知らず
美しい音符をつづる優雅さで青年医師はカルテをつづる
23
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みやこうまし
梅雨の去る気配無きかと空をみる 祇園祭りの夏恋しくて
18
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彌生
たのしみは 電話の向こうで駆け回る猫の仔たちの声を聞くとき
5
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詠み人知らず
「逢いたい」と言葉にすれば唐突に降りだす雨に叱られたよう
28
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もなca
葉の陰にひかるみどりの珠つらね夏の陽射しを恋うミニトマト
21
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詠み人知らず
あの頃はあなたの心に棲みついて悲しみだけを食べて生きてた
26
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あき
あじさいが好きなの?それじゃクレヨンですきにぬれちゃう権利をあげる
15
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みなま
さほど陽の当たらぬ庭にも青々と大き葉ひろげ咲ける擬宝珠
19
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みなま
くしゃみすると必ず顔みて鳴く猫は慰めてるのかたしなめてるのか
17
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聴雨
真白なる真珠の懐く底知れぬ海のあをさと汐のぬくもり
12
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浅草大将
白をゆび捧げて国もとみをかに乙女やつむぐあかき糸をも
8
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恣翁
逆上がりすがに見えたる アスパラの茎に捉まる雨蛙かな
19
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紫草
秒針は午前3時をかすりゆく不思議な羽音と心臓の音
21
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ふきのとう
新緑に琥珀色した清流とトロッコ電車は絵画を走る
11
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みやこうまし
梅雨空の重い空気に逃げ場なく 雲間に海のたゆたうを恋う
20
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夏恋
腑におちぬ一日過ごしたその夜は胴着洗ってリセットしましょ
13
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もなca
訳ありて回り道するねじれ花 空の高みにあこがれつつも
22
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