西村 由佳里のお気に入りの歌一覧
灰色猫
一行詩くもり硝子に綴りゆく指だけが知る闇のよろこび
21
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灰色猫
釣具屋の稚鮎の針がきらきらと新たな春の目覚めを告げる
18
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灰色猫
古に咲きし椿も落つ花も巡るまにまに春をまふらむ
18
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灰色猫
簡単に恋へと落ちた痛かった声が震えた運命だった
19
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灰色猫
我が辞書の夢のページを折り鶴に届かなかった空へ羽ばたけ
24
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横井 信
雨粒がぽとりと当たり引き返す風よやさしく背中を押して
16
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灰色猫
お薬を飲むたび体が痛がるの体に眠りを与えなくっちゃ
24
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雪柊
砂浜の小さな貝殻思わせる抜けた乳歯の白さ愛しく
16
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灰色猫
客足が遠のくパン屋を救うためアンパンマンの発売開始
17
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夢士
雲ひとつ無き休日の昼下がりぽつんと一人ファミレスの席
14
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灰色猫
自転車の後ろに夏と初恋を乗っけてゆこう青い海まで
23
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灰色猫
闇に咲く月下美人や中秋の月昇るまで仄かに光れ
20
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灰色猫
廃校の黒板すべてに桜描く学んだ夢を忘れぬように
22
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へし切
山里はそらより花の散りそめて木枯らしの音に冬来たるらし
24
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灰色猫
東京湾アクアラインを流れゆく夜を彩る地上の流星
27
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灰色猫
いくばくか麻の袋に詰めこんだ太陽としての雑穀の種
21
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滝川昌之
忍耐で付ける心の力こぶ下げた頭で見つめる大地
27
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灰色猫
真夜中のプールに浮かぶぼくたちは月面旅行のふわふわみたい
25
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灰色猫
君のその笑顔を見たら照れるから深くかぶった麦わら帽子
44
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灰色猫
やさしさに甘えてばかり大切な礼を忘れて君を傷つけ
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