今村りいこのお気に入りの歌一覧
浅草大将
目覚めよと鳴らす喇叭の調ぶるも声ぞ常盤にふらんすの歌
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浅草大将
故郷を偲びなく音はかるるともいかで帰らむ花ほととぎす
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たんぽぽすずめ。
飛び込めど山女魚を逃がすかわせみの飛沫は恋の涙の如し
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白亜
ポンチョの裾に隠してつないだ指のからまるほどに深まる秋は
9
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白亜
ほてりゆく身をゆるるかに静めむと胸に満たすは秋雨の香
14
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白亜
胸をばっとひらいて息をしたい。あぁ、あなたを愛してしまいそうです。
9
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七色コイン
文を書く用意をすれば壊れたる万年筆の長き齢よ
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たんぽぽすずめ。
ぶつぶつと言うより先に一歩目を照らすべきだと胸へつぶやく
14
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たんぽぽすずめ。
世の中の縮図のようなおでんだし父と食べれば温き朝かな
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たんぽぽすずめ。
野の土を流した無地の長靴を愛でしも淋し秋雨の夜
14
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七色コイン
亡き父のガラクタ集め見入るなり涙溢れてとどまり知らぬ
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白亜
結んでひらいて、しつぼう きぼう 黄昏のシャワーあびたら帰ろう
7
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緋色
木琴を椿の下に置いている男が聴いたリストの調べ
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七色コイン
今はまだ涙零して泣けばいいポッケに虹を詰めといたから
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たんぽぽすずめ。
最愛の人の別れを受けた日を越えても残る苦しさ一生
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まるえふ
森の奥泉の底で眠る君真珠の雨で起こしてあげる
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たんぽぽすずめ。
カフェゼリー一つ買うけど孤独さもバラしたようなほろ苦き夜
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たんぽぽすずめ。
友と見た剣岳の上の紺碧の空を宝に今も生きてる
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河のほとり
田の畦を子らの行くなり夕間暮れその声遠し風の彼方に
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あき
このくちで編んだ呪いはするすると空気にとけてあのひとが吸う
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