そらの珊瑚のお気に入りの歌一覧
裕二
行き先は水族館にしましょうか海には戻れぬ僕らですから
47
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住川幸
ふいの風 面上げたる人々に空より注ぐ幾千の花
13
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三嶋
報われぬ無言の恋は黒こげのトーストよりも 少し悲しい
25
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詠み人知らず
憧れの 先生の机に 薔薇一輪 そっと飾った 乙女座のころ
15
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風蘭
沈黙を聞いているただ聞いている白い吐息のとなりに座り
27
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詠み人知らず
周波数合わせるようにざわめきの中で君の声だけを聴く
33
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詠み人知らず
心から愛しているという嘘が たぶん世界でいちばん多い
21
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falcon
葛飾の工場の屋根にとどまりて錆びもかがやく春の陽のかげ
20
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菱谷真青木
連続と不連続、夕暮れと朝焼けは違うし、まだ地球です。
4
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風蘭
とんがった言葉のそばに生えてくる雨後の筍みたいな本音
27
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もなca
散らかった思い出たちを整理して背すじを伸ばしたくなる四月
29
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いちにのパッパ
十歳の孫に「飲むか?」と笑ってた祖父を思い出す春の夜の酒
4
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悠々
はうたるのいづこへ飛ぶも水苦しふるさとの川いつの日戻る
18
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菱谷真青木
ありふれた現実感は辛いから湿度の高い夏をください
3
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キノシタサトル
(既に在るものは在り無いものは無いけれども常に輪郭がある)
4
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詠み人知らず
春は嫌い来ない誰かを待つうちに傘もないのに梅雨がくるから
16
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住川幸
目に見えぬあなたの声が聞きたくてアルミホイルの帽子を外す
6
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木綿
左耳のかたちを今も思い出す斜め後ろの席だったから
33
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木綿
本当か嘘かだなんてどちらでも構わなくなる 生きてればいい
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あき
横浜に行ったあとにはどうしても猫を飼いたくなっちゃうのです
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